茨城県家族4人殺傷事件 岡庭由征

岡庭由征はサイコパス「第二の酒鬼薔薇聖斗と呼ばれる類似点」

茨城県家族4人殺傷事件 岡庭由征

茨城県境町の家族4人殺傷事件で岡庭由征(おかにわよしゆき)容疑者が逮捕されました。岡庭由征容疑者は少年時代にも少女を切りつけたり連続放火事件を起こし医療少年院に収監されていました。残虐でサイコパスな一面があることから第二の酒鬼薔薇聖斗と呼ばれています。この記事は岡庭由征容疑者と酒鬼薔薇聖斗の類似点を調査しまとめてみました。

岡庭由征容疑者が起こした事件

NNN

岡庭由征容疑者の起こした事件などを時系列でまとめてみます。

小学生時代

虫を殺し、犬や猫を虐待することで“自分の強さ”を実感

高校生時代

2匹を殺した上に、さらに切断した猫の首を、ナイフと共に学校に持ちこみ、学内で問題

2011年10月 16歳

バイクに放火

2011年11月 16歳

路上で中学3年の女子生徒のあごを刃物で刺してケガを負わせ、さらにその2週間後には、隣接する松戸市の路上で小学2年の女児の脇腹など数か所を刺し、殺人未遂の疑いで逮捕少女を殺害し、首を切断して持ち帰ることも考え、金属製のワイヤーを隠し持っていた

2019年9月23日 24歳

茨城県境町の住宅で2階の寝室で寝ていた会社員の小林光則さん(当時48)と妻でパート従業員の美和さん(同50)の首や胸などを刃物で複数回刺し、殺害。また当時中学1年の長男(14)が両腕や両足を切り重傷を負わせる。小学6年だった次女(13)には両手に催涙スプレーをかけられ軽傷を負わせた。

小学生の頃から動物虐待に興味をもち、逮捕時の検察側への冒頭陳述では『映画などで女性が死ぬ場面を見て性的快楽を得ており、女の子を殺せば、より大きな性的興奮や満足感を得られると考え、少女たちを尾行し犯行に及んだ』と話しています。まさしく快楽殺人への一歩を踏み出した岡庭由征容疑者。サイコキラーなところが1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件酒鬼薔薇聖斗にとてもよく似ています。

岡庭由征と酒鬼薔薇聖斗との類似点

かつて日本を震撼させたおぞましい事件は少年法さえも見直すほどの衝撃的な内容でした。神戸市須磨区の友が丘中学校正門に、切断された男児の頭部と共に酒鬼薔薇聖斗と名乗る人物からの犯行声明文。まるで小説やドラマのような出来事にまさか犯人が14歳の少年だったとは誰もが驚愕しました。酒鬼薔薇聖斗も動物を殺していたり、のちに人を殺したくなり獲物を探し回って男児を殺害しています。

他の生徒の靴を隠して男子トイレで燃やし、卓球ラケットで何もしていない生徒の頭を叩く、カッターナイフで他の生徒の自転車のタイヤを切るといった行為があったといわれ、Aが在籍していた小学校からは「刃物を一杯突き刺した不気味な粘土細工を制作していた」という報告を受けたという

ウィキペディア

酒鬼薔薇聖斗は男子トイレで靴を燃やしたり、カッターナイフを持ち歩き自転車を切りつけるなどの行為をしていましたが、岡庭由征容疑者もナイフを持ち歩き、「ナイフを持ち歩いている人がいる」との近隣住民の証言や放火事件の聞き込み捜査などから警察がマークしていたところ岡庭由征容疑者が路上で折りたたみ式ナイフとなたを所持していたため、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕したのが最初の逮捕のきっかけです。いつでも何かを切りつけ殺してみたいという欲求が16歳の頃からあったのでしょう。

酒鬼薔薇聖斗は小学5年生の時から動物に対する殺害を始め、最初はなめくじやかえるが対象だったが、その後は猫が対象になった。自身が友人に、全部で20匹ぐらいの猫を殺したと語っている。物を殺害して遺体を損壊することに性的な興奮を感じるようになり、猫を殺して遺体を損壊する時に性的な興奮や快楽を感じて性器が勃起し射精した

ウィキペディア

酒鬼薔薇聖斗も小学生の頃から動物虐待を繰り返していて、猫を20匹も殺害しています。岡庭由征容疑者も学校に猫の生首を持ってきて家の庭にも猫の死体が埋まっていたとか。普通の人間であれば可愛いと思う動物を殺して快楽を得てしまうのですから岡庭由征容疑者も酒鬼薔薇聖斗同様相当なサイコパスなのでしょう。

酒鬼薔薇聖斗は犯行当時14歳という年齢と精神鑑定の結果、反社会性パーソナリティ障害(サイコパス)と診断され、関東医療少年院へ収監されてます。岡庭由征容疑者も16歳の時に女児に切りつけ多事件で医療少年院へ収監されています。その頃にはすでにサイコパスだと診断されていたから医療少年院へ入ることになったのでしょう。しかし、ここで治療を受けても治ることなく茨城県境町の家族4人殺傷事件へと繋がるのです。性癖は何をしても治ることは無いでしょう。日本警察は岡庭由征容疑者を出すべきではなかったのです。

酒鬼薔薇聖斗は人を殺したいという欲望から、殺すのに適当な人間を探すために昼過ぎに自転車に乗って家を出た[8]。町内を約10分くらい自転車を走らせた後、多井畑小学校の北側の道路の歩道を東から西に自転車を走らせていたところ、酒鬼薔薇聖斗とは反対に西から東に1人で歩いてくる男児を偶然見つけた。咄嗟に「○○君なら、僕より小さいので殺せる」と思い男児の方へ近づいた。

ウィキペディア

岡庭由征容疑者も家から40キロも離れた民家を物色し殺すために獲物を探し出し殺害しています。殺害現場となった民家は周りが雑木林で囲われており犯行現場として、快楽を満足させるために邪魔が入らないように見つかりにくいところを探し出したのでしょうか。

朝日新聞社

グーグルアースを使って探し出したのかと思えるほど周りに何も無い殺害現場ですね。周りに民家もありません。大声を出されても誰からも気づかれないまま快楽殺人を実行することができます。

犯行は深夜0時40分頃に行われました。雨が降りしきる中、岡庭由征容疑者は事前に下見しておいた雑木林の中の民家へと向かいます。電車も無い、車の免許が無い岡庭由征容疑者がどうやって実家から40キロも離れた場所まで移動したのでしょうか。免許がなくても運転はできるのでは無いかと思います。また、サイクリングが趣味だという情報もあります。雨が降る数時間前に現地の雑木林の中に潜んでいた可能性もありますね。

岡庭由征容疑者は小林さん宅に侵入し、2階の寝室に直行。最初に光則さんの胸を何度も刺し、恐怖で腰を抜かした美和さんの首に刃物を突きつけて殺害したのでしょう。その後、子供部屋に行くとベッドで寝ていた子供へ「降りろ」と命じ、中学1年生の長男の足を切りつけます。アキレス腱を狙ったのでしょうか。次女へは催涙スプレーをかけ両手で覆ったため、催涙スプレーで手に怪我を負います。大学生だった長女だけは別室にいたことで助かったようです。

岡庭由征容疑者は光則さんを刺した瞬間興奮を怯えたのでは無いでしょうか。16歳で女児に切りつけた時には手応えを感じるほどではなかったでしょう。今回は胸を刺しているのですから岡庭由征容疑者の手に感触が残ったでしょう。小学生の頃からホラー映画の惨殺シーンで性的興奮を覚えていたのですから。普通の怨恨による殺害と違い性的欲求を満たすための殺害。岡庭由征容疑者はこれで最後だと思ってなかったのでは無いでしょうか?警察から逃れ、あわよくばまた行いたいと思っていたからこそ、雨の中の犯行、雑木林のポツンとした民家を選び、自宅からもあえて遠い場所を犯行現場として選んだのでは無いでしょうか。

サイコパスの特徴

サイコパス研究の第一人者であるロバート・D・ヘアはサイコパスの特徴として下記をあげています。

サイコパスの特徴

  • 自信満々で、自慢話をよくする
  • よく嘘をつき、小さなことでもつくり話をする
  • 非常にずる賢く、人を操ろうとする
  • ぱっと見たとき、とても魅力的で、口が達者
  • 他人に対して冷淡で、良心が異常に欠けている
  • 衝動的で刺激を求めている
  • 自分の行動をコントロールすることが出来ない
  • 自分の行動に責任が取れず、離婚や結婚を繰り返している
  • 他人の金銭や私益に寄生し、利用しようとする
  • 無責任で自分の過ちを認めようとはしない
  • 人の期待を裏切り、結果至上主義
  • 自分勝手にほしいものを取り、好きなように振る舞う
  • 他人を自分より上か下かで判断し、弱者だと認識した相手には威圧的、強者には媚びる
  • 感情が浅くて思いやりが非常に少ない
  • 実はIQが高い
  • 実はIQが低い
  • 罰を理解出来ない

過去のサイコパス事件

名古屋大学女子学生殺人事件

概要:殺害の動機を「人が死ぬところを見たかった」とし014年(平成26年)12月7日、名古屋大学の当時19歳の女子大生は、宗教の勧誘で知り合った女性(当時77歳)を用意していた斧で数回殴り、マフラーで首を絞めるなどして殺害。女子大生は、過去に同級生に毒薬を盛るなどもして人を殺すことに異常な興味を示していました。

TBS

座間9人殺害事件

概要:2017年(平成29年)10月30日に行方不明になっていた女性(当時23歳)を捜査する過程で発覚し、翌31日までに9人の遺体が見つかった死体遺棄事件。その後、犯人とされる男S(逮捕当時27歳)の逮捕後尋問にてSが単独実行したことが発覚した連続殺人事件。2ヶ月という短い期間に面識のない自殺志願者を9人も殺害。猫のトイレの砂を入れたクーラーボックスの中に切断した遺体を隠し部屋に置いていました。

文春オンライン

埼玉連続幼女誘拐殺人事件

概要:4歳から7歳という低い年齢の女児4人が被害者となり、犯行声明を新聞社に送りつける・野焼きされた被害者の遺骨を遺族に送りつけるなどの、極めて異常な行動を起こした宮崎勤死刑囚の猟奇的事件。自宅には5,763本もの実写ドラマなどを撮影したビデオテープがあったことでオタクに対する偏見と宮崎勤死刑囚が観て影響を受けたと言われたことからホラー映画を規制するきっかけにもなった事件です。

佐世保女子高生殺害事件

、2014年7月に長崎県佐世保市で発生した殺人事件です。被害者は佐世保市の公立高校に通う女子生徒でした。遺体が発見されたマンションに住む、同級生の女子生徒が緊急逮捕され逮捕容疑は、被害者を自宅マンションにて後頭部を鈍器のようなもので数回殴り、ひも状のもので首を絞めて殺害した疑い。長崎県警察によると、遺体は首と左手首が切断されていました。加害者は猫を殺して楽しいことや殺人願望について語っていたそうです。

有名なところではこのようなおぞましい事件がありました。どの事件の犯人に共通して言えるのは人を殺すことに快楽を求めていたというサイコパスな面です。

サイコパスは5人に一人いる

サイコパスとされる人は事件を必ず起こすということではなく、犯行に至っていないだけで5人に一人はサイコパスがいるとされています。かくいう私も猟奇的な殺人事件があると興味を示して調べたり、ホラー映画も残虐なシーンに興奮します。幼少期には瓶の中に大量の虫を入れて潰して楽しんでいたこともあります。しかし、人を殺害してみたいとは思いません。サイコパスな犯罪者と違う何かの一線があるのだと思います。その一線を超える何かが起きた時人は簡単に猟奇的な世界へ踏み入れてしまうのでしょうか。

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