みなさんこんにちは!
映画ではよく現実にあった出来事を元に作られている作品がありますよね。
そんな実話映画では例えば
「冷たい熱帯魚」
「誰も知らない」
「モンスター」
「死霊館」などなど他にもたくさんありますが、なんと映画が現実となった事件がおきました。
「リアルエスター事件」
この事件は2019年9月にニュースとなりその映画のような内容に話題となりました。
今回は映画「エスター」のあらすじとネタバレありの解説で紹介したいと思います。
「娘は9歳ではなく22歳だった」
アメリカで起きた育児放棄事件をめぐって、被告である母親が衝撃の主張を展開している。(浜田理央 / ハフポスト日本版)
養子に迎え入れた娘について、実は子どもではなく「小人症」の成人女性で、「家族を殺そうとした」と訴えている。
ホラー映画「エスター」を彷彿させる内容に、「リアルエスターだ」という声が相次いでいる。この作品は、悪行を繰り返す養子に迎えた9歳の少女が、実は発育不全の成人女性だったことが判明する。
テレグラフ紙やDaily mailなどが報じている事件の概要は、次の通りだ。
「本当の被害者は自分たちだ」事件では、アメリカ人の元夫婦が娘を育児放棄した罪に問われ、現在裁判が開かれている。
アメリカ人の元夫婦が2010年、ウクライナ生まれの女の子を養子に迎え入れた。娘は極端に背が低くなる「小人症」で、身長は90センチほどしかなく、歩くのが困難だったという。
Daily mailによると、生活を始めると、少女とは思えない行動や体の特徴に驚かされた。メンタルヘルスの専門家に診てもらったところ、娘は成人女性であると告げられたという。
テレグラフ紙によると、夫婦は2012年、娘の誕生日を1989年9月4日に変え、法的な年齢を子どもから20代に変更する手続きをした。
Fox newsによると、年齢よりも若く見えると周囲の人に説明するよう、娘に対して伝えていたという。
2013年に娘を住んでいたアパートメントに置き去りにしたまま、夫婦はカナダに移住し、連絡を絶った。その後、育児放棄したなどとして逮捕、起訴された。
テレグラフ紙によると、事件当時の娘の年齢について、裁判資料は9歳と記されているのに対して、母親はあくまでも「22歳だった」と訴えているという。
Daily mailによると、母親のかかりつけ医は2012年に書いた手紙の中で、「2003年生まれ」という娘の誕生日について「明らかに不正確で、少女のふりをしている」と訴えていた。
母親はさらに、娘から寝ている最中に刺されそうになったり、コーヒーに漂白剤を入れられたりしたとして「本当の被害者は自分たちだ」と訴えている。
浜田理央 / ハフポスト日本版
今回はその逆実話となった映画「エスター」のあらすじやネタバレありの解説をご紹介いします。
出典https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC-DVD-%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%AC/dp/B002SSSUGI
30日間は無料で映画もドラマも見放題です!
私も入ってますがみたい映画がいつでも観れるのでかなり便利!
目次
映画が逆実話!リアルエスター事件の映画「エスター」のあらすじ
3人目の子供を流産したケイト・コールマンはそのショックで心身生のストレスに悩まされていました。
夫婦はその苦しみを癒すため、孤児院からエスターという9歳の少女を養子として引き取ることに。
少々変わってはいるものの年齢の割にしっかり者で行儀がよく落ち着いており、すぐに手話を覚えて難聴を患う義妹のマックスとも仲良くなるエスター。
しかし一緒に生活する中で、瀕死になっている鳩に石でトドメを刺したり、学校の女の子を遊具の上から突き飛ばしたりと徐々に恐ろしい本性を見せ始めるのでした。
映画が逆実話!リアルエスター事件の映画「エスター」ネタバレありの解説
夫婦が孤児院へ到着した時に誰か窓から眺めています。
おそらくエスターです。
夫婦が中の様子をみていた時に二階から歌声がして、夫のジョンはその歌声のする方へ行くとエスターが絵を描いています。
初めてこの映画を観るとどうってことないシーンですが、エスターが何者か分かってから観るとこの時からエスターは夫婦を標的にしていたことが分かります。
大人が気に入る子供を演じるエスター。
この映画はサイコホラーで、冒頭のシーンからドキドキさせられます。
死産している3人目を無理やり取り上げられるケイトの壮絶な叫びで始まるのですがその後もトラックとあわよくば事故になりそうになったり序盤からドキッとするシーンがあります。
また、洗面台で鏡の裏にある薬を取り出し、ただ鏡を開け閉めするだけのシーンですが嫌な音と、ホラー映画でよくある鏡を閉めた瞬間に映るんでしょ?というフラグだったりと怖さを細かに演出されていると思います。
エスターは夫婦の中を裂こうとしたりついには自分を疑う孤児院のシスターを躊躇なく殺害します。
夫ジョンを自分の味方につけようとわざと腕を工具で折るとか常軌を逸したエスター。
ケイトだけはエスターを疑うのですが、どんどんエスターに追い詰められていきケイト自身が精神障害あるかのようになっていきます。
そしてジョンを誘惑しようとするエスター・・・
ここまではサイコパスな少女かと思い見進めて行くと最後にまさかの
9歳のふりをしていた33歳の異常な女だった!ということが判明。
実はこの映画2009年に公開されているのですが元になっているのでは?と噂されているある事件があります。
2008年チェコで起きた「クリム事件」です。
33歳の女が13歳の少年や少女と偽り他人になりすましていたという。
しかし、「エスター」の脚本が2007年に書かれているのでたまたま偶然重なっただけでしょう。
初めこの映画を観た時1968年に起きた「メアリー・ベル事件」を参考にして作られたのかと思いました。
1968年5月25日、4歳の男児を絞殺。子供の力で絞めたため跡が残らず、突然死として処理された。メアリーはこれに反発し、保育所を荒らし警察に対し挑発的なメモを残した。その後もメアリーは遺族を嘲笑したり、犯行現場を描いてみせるなど露骨な行動を取ったが、虚言癖があるため深刻には捉えられなかった。7月31日、3歳の男児の絞殺死体が発見され、微弱な絞殺跡から少年犯罪の可能性が浮上。これまでの聞き込みや本人の行動から、メアリーが疑われた。メアリーの虚言癖はここでも捜査を混乱させたが、ノーマの証言(当初は関与を否定していた)によって犯行の経緯や物的証拠の隠し場所などが判明し、逮捕となった。
メアリーは取調官に暴力の楽しみを語るなど、サディズムの傾向が強くあった。劣悪な家庭環境などが犯行の遠因とされたが、詳細は不明。母親のベティは売春婦をしながら未婚のまま17歳でメアリーを産むが、ベティは娘に愛情を抱かなかった。ドラッグの常用者でもあり、メアリーがそのドラッグを誤って服用し、生死をさまよったこともあったという。継父のビリーはベティに養われ、一家はベティの稼ぎと生活保護で暮らしていた。ベティからは、ビリーを「叔父」というように躾けられていた。父親となると、生活保護が減額させられてしまうからである。
1968年12月17日、故殺の罪で有罪判決を受け服役(ノーマ・ベルは無罪)。1977年に仲間のアネット・プリーストと共に刑務所から脱走するが、3日後に捕らえられる(この間に身篭った)。1980年5月14日に出所。名前を変えて生活していたが、子供の成人を機に実名に戻り、1998年に自伝『魂の叫び』を出版した。
しかし、今回の「リアルエスター事件」の方がより映画のように内容が似ていてゾッとしますね。
映画が逆実話!リアルエスター事件の映画「エスター」のまとめ
事件を知って(リアルエスターとして)しまってから観てしまうと半減してしまうかもしれません。
でも、この少女が実は大人なんだとして観るとまた違った目線で楽しめるかと思います。
コメント